こんにちは。
JavaScriptのようなフロントエンド開発は今後も需要があります。
これから勉強しようと考えている方や勉強中の初心者の方に、1つでも気づきがあれば良いなと思うので、今回は基本的なルールについていくつか紹介いたします。
変数の宣言方法と使い分け
JavaScriptには変数と呼ばれる「データの入れ物」があり、変数を利用するには「変数を使用します」という命令宣言が必要になります。
宣言方法には3種類あり、それぞれの使い分けは以下になります。
変数の宣言方法と使い分け
- const・・・値が変わらないので、優先して利用する
⇒値が変わらないので、コードの可読性が高まる - let・・・値を変えたくなったタイミングでconstから切り替える
⇒変更される可能性を意識しなければならない文、コードが読みにくくなる - var・・・利用しない
⇒バグの原因になるため
識別子の記法と使い分け
変数に付ける名前のことを識別子と言います。
例えば、const lastNameの”lastName”の部分を指します。
識別子の記法と、使い分けは以下になります。
識別子の記法と使い分け
- キャメルケース記法・・・一般的にメインとして使用
例：lastName
用途：変数／定数／関数 - 大文字のアンダースコア記法・・・一般に変化する可能性がない狭義の定数でのみ使用
例：LAST_NAME
用途：円周率、消費税など - パスカル記法・・・クラス名で使用
例：LastName
識別子の記法は初歩的な作業ですが、コードの読みやすさに左右します。
バグ抑止にも繋がるのでしっかりと抑えておきましょう。
データ型（基本型と参照型）の特徴
データ型は大きく、基本型（プリミティブ型）と参照型（構造型）の2つに分類できます。
両者の違いは「値を変数に格納する方法」です。
データ型
- 基本型
・数値型（Number）
・長整数型（bigint）
・文字列型（string）
・論理型（boolean）
・シンボル型（symbol９
・特殊型（null/undefined） - 参照型
・配列（array）
・オブジェクト（object）
・関数（function）
基本型と参照型の特徴を次の例で見てみましょう。
//基本型の動き
let x = 1;
let y = x;
x = 2;
console.log(y); //結果：1
//参照型の動き～part1～
let data1 = [0, 1, 2];
let data2 = data1;
data1[0] = 5;
console.log(data2); //結果：[5,1,2]両者の挙動の違いを下図でイメージしてみて下さい。
もう一つ、参照型の挙動を見てみましょう。
//参照型の動き～part2～
let data3 = [0, 1, 2];
let data4 = data3;
data3 = [10, 20, 30];
console.log(data4); //結果：[0,1,2]
最後にconstを使った参照型の挙動です。
//参照型の動き～const～
const data5 = [1, 2, 3];
data5 = [4, 5, 6]; //エラー発生
data5[1] = 10;
console.log(data5); //結果：[1,10,3]
最後に
今回は、Javascriptの基本的なルールについて紹介しました。
勉強をする上での気付きになれば幸いです。
さらに詳しいことは「JavaScript本格入門」を手に取ってみて下さい。
以上です。
ありがとうございました。
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