楽天証券とSBI証券は業界ワンツーの優良証券です。
この2大証券は、取扱商品数の多さと、手数料の安さが抜群です。
積立NISAを始める場合、どちらを選択しても80点以上は間違いありません。
しかし、さらに高得点を狙いたいという方向けに、どちらの口座を開設するのがベストか説明していきます。
最強の組合せは?(証券・クレジットカード・銀行)
楽天証券かSBI証券かを選ぶ上で、使用する銀行とクレジットカードの組合せは重要です。
以下の表が、両証券を使用する上での最強の組合せになります。
楽天 | SBI | |
---|---|---|
証券 | 楽天証券 | SBI証券 |
クレジットカード | 楽天カード | 三井住友ゴールドカード |
銀行 | 楽天銀行 | 住友SBIネット銀行 |
では、どちらを選ぶのがベストなのでしょうか?
楽天証券とSBI証券どちらがベストかは人によって異なる
結論、どちらがベストかは人によって異なります。
以下の条件で、自分がどちらに該当するか確認してみて下さい。
楽天 | SBI | |
---|---|---|
①クレジットカード利用額 / 年間 | 100万円以下 | 100~200万円 |
②預貯金 | 300万円以下 | 300万超え |
①②について詳しく見ていきましょう。
①クレジットカード利用額100万の壁
【還元率の比較】
楽天カードと三井住友ゴールドカードでは還元率が異なります。
積立NISAで人気の高い「全世界株」を選択し、クレジットカード積立てした時の還元率を確認してみましょう。
22/11/21時点 | 楽天証券 | SBI証券 |
---|---|---|
ファンド (低コスト&人気) | 楽天・全世界株式 インデックスファンド | 三菱UFJ国際ーeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
信託報酬 | 0.199% | 0.114% |
クレジットカード | 楽天カード | 三井住友ゴールドカード |
クレジットカード年会費 | 無料 | 5,500円(税込) 初年度100万円の利用で、翌年度以降の年会費が永年無料 |
クレジットカード還元率 | 0.2% ※1 | 1.0% |
投資残高に対する ポイント付与率 | ー | 0.042% |
カードの還元率はSBI証券の方が5倍高いです。
この還元率で積立NISAを年間限度額40万円運用した場合、1年で何円戻ってくるでしょうか?
年間40万円 積立投資した場合 | 楽天証券 | SBI証券 |
---|---|---|
信託報酬を差し引いた 積立額/年 | 39万9912円 | 39万9683円 |
還元額/年 | 789円 | 3997円 |
◆楽天証券
・400,000ー400,000 X 0.199% X 1.1 (税金) ÷ 100 =399,912円
・399,912円 X 0.2% ÷ 100 = 789円
◆SBI証券
・400,000ー400,000 X 0.114% X 1.1 (税金) ÷ 100 =399,683円
・399,683円 X 0.1% ÷ 100 = 3997円
SBI証券の方が、楽天証券より3208円還元額が多いです。
還元率だけで見るとSBIの方が良いですが、三井住友ゴールドカードには年会費必要なので注意です。
【100万円の壁】
三井住友ゴールドカードは年会費5,500円がかかりますが、初年度で100万円利用すれば翌年から永年無料にできます。
もし100万円未満の場合、翌年も5,500円が必要なので初年度が勝負という訳です。
また、クレジットカードには以下の特典もあります。
22/11/21時点 | 楽天証券 | SBI証券 |
---|---|---|
クレジットカード | 楽天カード | 三井住友ゴールドカード |
クレジットカード特典 | 楽天経済圏を利用すれば 1万円分のポイントゲット可能 | 年100万利用で 1万円分のポイントキャッシュバック |
毎年、安定的にクレジットカード100万円を使うのであれば、三井住友ゴールドカードの利用で毎年1万円分のキャッシュバックが受けられます。
つまり、年間100万円の壁というのは、「初年度の100万円」と「毎年の利用100万」この2つのことなのです。
三井住友ゴールドカードの方が還元率は良いので、三井住友ゴールドカードの利用だけで毎年100万円利用する人にはオススメと言えます。
楽天カードは還元率の部分では負けますが、クレジットカード特典の1万円については、楽天経済圏で十分ゲット可能なので負けていないと考えます。
クレジットカードを安定的に100万円使わないのであれば、楽天カードで十分です。
私は節約で100万円も利用しないので、まずは楽天カードで積立NISAをしていくことにしました。
②預貯金300万円の壁
預貯金が300万円以下の人は、預金金利が高い楽天銀行がオススメです。
預金金利を比較した表です。
22/11/21時点 | 楽天銀行 | 住友SBI | 三菱UFJ |
---|---|---|---|
証券との連携 | 楽天マネーブリッジ | SBIハイブリッド預金 | ー |
100万円未満 | 0.1% | 0.01% | 0.001% |
100~300万 | 0.1% | 0.01% | 0.001% |
300万超 | 0.04% | 0.01% | 0.001% |
金利は楽天銀行が圧勝です。
預貯金1000万円を楽天銀行に預け場合の年間金利を計算してみます。
<楽天銀行>
300万円分:300万円 X 0.1% = 3,000円 / 年
700万円分:700万円 X 0,04% = 2,800円 / 年
年間金利:3,000円+2,800円=5,800円
日本の大手銀行に300万円預けても、金利0.001%で年間30円しか増えませんが、楽天銀行だと3000円も付くので使わない手はないです。
金利0.1%は非常に美味しいので、300万円を楽天銀行に預けて、それ以上は他銀行に移すというやり方でも良いかもしれません。
まとめ
積立NISAを始める場合、楽天証券とSBI証券どちらが良いかは人によって異なります。
以下の条件で、自分が該当する方を選択しましょう。
楽天 | SBI | |
---|---|---|
①クレジットカード利用額 / 年間 | 100万円以下 | 100~200万円 |
②預貯金 | 300万円以下 | 300万超え |
相性が良い方が決まれば、あとは各サービスの最強の組合せを利用し、積立NISAをスタートさせましょう。
楽天 | SBI | |
---|---|---|
証券 | 楽天証券 | SBI証券 |
クレジットカード | 楽天カード | 三井住友ゴールドカード |
銀行 | 楽天銀行 | 住友SBIネット銀行 |
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