こんにちは。
今回は、知性が高い人がマルチ商法に陥るまでのプロセスを紹介します。
「私は絶対大丈夫!」と思っている人でもハマる危険性があるので、危険ポイントと対策を理解し回避しましょう。
知性ある人がマルチ商法にハマるプロセス
円天とは
L&Gという健康食品会社が発行した仮想通貨「円天」を例にあげます。
当時、円天は「使っても減らないお金」と宣伝されていました。
これを聞くと、あまりにも虫が良すぎて誰だって怪しみますよね。
しかし、数多くの人が騙されたため巨額の資金が集まりました。
会長や幹部は2009年に詐欺の容疑で逮捕されています。
知性ある人が騙されるまでのプロセス
資本主義社会を生きる上で、最も賢い戦略は「しっぺ返し戦略」です。
この戦略は有効性が高く、知性が高い成功者は「しっぺ返し戦略」によって、上手に仲間を増やし、裏切り者を排除しています。感覚的にこの戦略をとっている人も多いと思います。
より詳しく知りたい方は過去の記事をご確認下さい。
マルチ商法はこの「しっぺ返し戦略」を逆手にとったのです。
このように「しっぺ返し戦略」を続けていくうち、徐々にL&Gのことを信用するようになります。投資金額が大きくなるにつれて、無意識の自己正当化により、悪い噂が耳に入らないようになります。
そして、「1000万円を出せば配当は月30万円で働かなくても暮らせる!」と合理的推論を立て、賢いはずの人が破滅へ向かっていくのです。
詐欺に遭わないための対策3つ
「しっぺ返し戦略」は資本主義社会でとても有効ですが、スーパー営業マンや悪質詐欺師にかかれば、いとも簡単に罠にかけられてしまいます。
騙された被害者に決定的に欠けていたのは”相場”の知識です。
詐欺に遭わないために、対策を3つご紹介します。
対策1:相場を知る
次の相場を頭に入れておきましょう。
全世界株式の年利は約6%なので、円天の年利36%は相場から大きく外れています。投資の神と呼ばれる、世界最高の投資家ウォーレン・バフェットの約20%がMAX値でしょう。また、円天は元本保証を謳っていますが、元本保証型はほとんどお金は増えないはずです。
対策2:相場から外れた商品には手を出さない
インタネットの広告やSNS上でも、多くの詐欺商品が出回っています。
「配当利回りが毎月1%=年利12%」ということです。株式投資の相場6%から外れているので、それは詐欺の可能性が限りなく高いです。
そんな美味しい話はありません。仮にあったとしても、誰にも言わず1人で億万長者になってるはずです。すぐに詐欺だと疑いましょう。
対策3:確実に儲かるものなど存在しないと知る
リスクとリターンは釣り合っているはずです。リスクを大きく取るから、大きく稼げるのです。
この世に元本保証で儲かる商品などありません。そもそも、投資で元本保証を謳うことは、法律上禁止されています。
まとめ
知性ある人がマルチ商法に騙されるまでのプロセスと対策をまとめました。
対策は次の3つ。
相場を知っておけば、すぐに詐欺だと気づけるはずです。
今回の話を聞いて、もっとお金の基礎を身につけたいと感じた方は、FP3級をオススメします。私の経験上、書店にある参考書を2カ月勉強するだけで取れるので、挑戦してみて下さい。
私が使用した参考書と問題集です。
以上です。
ありがとうございました。
参考書籍
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