【固定費削減】電力会社が相次ぐ値上げ申請。電力会社を乗換えて電気代を1.5万円倹約しよう。

お金

冬本場に向け電気代が気になる季節になりました。
電力会社から大幅な値上げ申請が相次いでいて、家計への負担を心配する声が上がっています。
電気代はこの1年で3割値上がりしましたが、来年4月にはさらに2~3割値上がりするようです。
(平均値上げ率:四国電力28%、沖縄電力39%、東北電力39%、中国電力30%、等)

下記の表は世帯人数当たりの年間電気代の表です。来年電気代が3割値上がったとすると、1人世帯で2万円UP、2人世帯で3.2万円UPと家計へのインパクトはかなり大きいです。

世帯人数年間電気代X1.3割増し
1人世帯約66,000円⇒約111,175円(+約20,184円)
2人世帯約110,000円⇒約143,000円(+約32,804円)
3人世帯約128,000円⇒約166,400円(+約38,540円)
4人世帯約137,000円⇒約178,100円(+約41600円)
※参考①:統計局HP(家計調査 家計収支編 単身世帯)
参考②:統計局HP(家計調査 家計収支編 二人以上の世帯)

政府はこの値上げを見越して来年1月から電気料金を2割程度支援するそうですが、各社それを上回る値上げ申請をしています。本格的に冬が到来する前に各自で対策しておきましょう。
ということで、今回は電気代を抑える対策として「電力会社の乗換え」について説明します。
乗換えの話をする前に、電気料金の内訳から見ていきましょう。

電気料金の内訳

電気料金は4つの要素で構成されています。

電気料金の内訳

① 基本料金
② 電力量料金
③ 燃料費調整額
④ 再生可能エネルギー発電促進賦課金

各項目の詳細については以下図をご確認ください。
私の11月度の電気料金の内訳では、②の電力量料金が全体の70%を占めており、それ以外の①③④が全体の10%という構成になっていました。

(グラフの参考文献:Looopでんき

③の燃料費調整額と④再エネ賦課金について追加で補足説明をします。

③燃料費調整額の補足
・日本は燃料の多くを外国からの輸入に頼っています。
・燃料価格の変動によっては、企業努力だけではどうにもならないので、電力会社と消費者でいい感じで負担し合おうという仕組みです。
・上限価格が設けられており、燃料費価格が高騰しすぎても「上限額を超えた分は電力会社が負担」するというルールになっていました。しかし、最近は経営が厳しく上限撤廃している会社が増加しています。上限撤廃された電力会社と契約していると、電気料金が高騰するので注意です。直近では、「ENEOS電気」や「ソフトバンクのおうち電気」が上限撤廃の発表を出していました。

④再エネ賦課金の補足

再生可能エネルギー固定価格買取とは

太陽光などの再生可能エネルギーによる発電を普及させる目的で、電力会社が一定期間・固定価格で再生可能エネルギーを買い取ることを義務付けた制度のこと。

太陽光パネルの投資がけっこういるのは、この制度を活用しているからです。私の友人にもいます。
太陽光パネル投資家は、ソーラーパネルを設置して発電し、作った電力を電力会社に売って儲けを出しています。この流れの中で、電力会社が再生可能エネルギーの買収にかかった費用の一部を、消費者の私たちが再エネ賦課金として負担しています。実は、私たちも太陽光パネル投資家の利益に貢献しているという訳です。

電気料金値上げの原因

なぜここまで電気料金の値上げが起きているのか?その原因は3つあります。

電気料金値上げの原因

①供給力不足
②再エネ賦課金値上げ
③LNG(天然ガス)と石炭の高騰

①供給力不足

電気の供給力は2010年のピークから約87%に減少しています。

出典:JAERO日本減力文化財団(電源別発受電電力推移)

供給力低下の理由としては2つ。

理由① 東日本大震災で原発の稼働を停止したから
2010年で原発の発電量は全体の25%。それが2020年には4%まで減少しました。

理由② 老朽化した火力発電所の休止・廃止
2016年に電力自由化で、太陽光などの再生可能エネルギーが導入されました。
これらを背景に、電力会社は老朽化した低効率の火力発電を停止しました。

②再エネ賦課金の値上げ

再エネ賦課金は2012年の制度導入以来どんどん値上がりしています。

主点:自然エネルギー財団「再エネ府換金の疑問に答える」

再エネ賦課金は、電力会社が再生可能エネルギーを買取るのにかかった費用の中で、消費者が負担する費用のことです。これは定額ではなく、使用した電気量によって変わります。
電気を使用する量が少ない人は少額で、多い人は多額が徴収されます。
一般家庭並みの180kWhの電力を使用する場合で、負担額の推移を見てみましょう。
2012年:180kWh X 0.22円 = 約40円/月(年500円)
2021年:180kWh X 3.36円 = 約7,200円/月(年7,200円)

単価の上昇は続けているので、今後さらに値上げすると思うとゾッとします。

③LNG(天然ガス)と石炭の価格高騰

LNGと石炭の価格高騰には3つの背景があります。

背景① 脱炭素社会の影響でLNG(天然ガス)の需要が増加

石炭や石油をエネルギーにすると大量のCO2が輩出されます。これが地球温暖化の原因と言われています。
一方で、LNGは石炭や石油と比較してCO2排出量が少ないです。
そのため、最近はLNGの需要が増加しているという訳です。

背景② ウクライナ情勢による影響

ウクライナとロシアの戦争で、ロシア産の天然ガス・石炭の輸出が制限されています。
ロシアは資源大国です。天然ガスの輸出は世界1位で、石炭の輸出は世界3位です。
ロシアからの天然資源の供給が制限されているので、世界の多くの国々がエネルギー不足に陥っています。
価格の推移を月次で見ると、凄まじい勢いで高騰していることが分かります。

出典:「コモディティ統計情報」(新電力ネット) https://pps-net.org/statistics/gas

経営危機になっている電力会社が多くなるのも仕方ありません。

背景③ 円安

日本は天然資源を多くの輸入に頼っています。
つまり、円安になればなるほど仕入れのコストが上昇するということです。
1ドル=100円ならば100円で石炭が買えますが、1ドル=150円ならば150円出せないと石炭が買えません。最近の円安は凄まじいです。つい先月まで1ドル=150円でした。
まさに今、燃料の仕入れコスト急騰に直面しているという訳です。

電気料金値上げの対策

電気料金が値上げされている原因を確認すると、今後も値上げの割合が増加されることが予測されます。政府の補助金を使っても対処しきれないので、しっかり「自衛」していきましょう。
それでは本題の値上げ対策についてです。

電力会社を乗換える

乗換えのメリット

電力会社を乗換えるメリットは以下です。

電力会社を乗換えのメリット

・基本料金が安くなる
・電力量料金が安くなる
・最近は乗換えキャンペーンがある

乗換えの流れ

STEP1:検針票を準備。
STEP2:毎月の電気使用量と金額を確認。
STEP3:料金をシュミレーションして乗り換え先を決める。
STEP4:乗換え先の電力会社に申し込む

乗換え先を決めれば、乗換え手続き自体は小一時間です。
乗換えはオンライン・電話のみで手続き完了するので、手間がかかりません。
乗換えが完了すれば、今契約する電気の契約停止は自動で行われます。その後の手間は一切ありません。

シュミレーションの注意点3点

注意点3選

■注意点1:市場連動型プランにしないこと
■注意点2:解約金・違約金はかからない会社を選択
 ⇒「解約金・違約金なし」にチェック
■注意点3:運営会社の体力・実績を確認
 ⇒「電力供給実績5年以上」にチェック

■注意点1:市場連動型プランにしないこと

市場連動型プランとは、日本卸電力取引所(JEPX)の取引価格に連動して電気料金の単価が決まるプランのことです。電気料金が非常に安くなる可能性がある一方、異常に高騰する可能性もあります。今のようなご時世、市場連動型はハイリスクです。

■注意点2:解約金・違約金はかからない会社を選択

違約金・解約手数料がかからない会社を選べば、今後もコストゼロで乗り換え可能です。
定期的に見直しながら、常に80点以上の選択肢を選ぶのなら、乗換えコストが無い方が良いです。
最安の電力会社でも、初年度はキャンペーンキャッシュバック含めると最安だけど、翌年以降は若干高めというケースもあります。
※定期的な見直しが面倒なら、キャンペーン抜きの最安を選びましょう。

■注意点3:運営会社の体力・実績を確認

運営会社や運営会社の親会社は財務的な体力のある会社の方が良いです。また、電力の供給実績(年数)も長ければ長いほど安心感があります。
単に「最安」という理由で、よくわからない会社を選ぶのはリスクが伴います。

シュミレーション

おすすめの電力比較サイト【エネチェンジ】

✓国内最大級の電力・ガス比較サイト
✓限定特典アリで、直接申し込むよりお得な場合も
✓切り替え手続きは、WEBで比較から申し込みまでワンストップ

以下の条件を満たすのであれば、すぐ乗換えするのも有りです。
★キャンペーン込みで1万円以上節約
★解約金・違約金がかからない
★運営会社に問題なさそう


私はシュミレーションの結果、初年度で約5,000円節約になる会社がありましたが、電力供給実績5年未満でしたので乗換えはやめました。今後も定期的に確認しながら条件に合うか会社が見つかり次第、乗換えをします。

追加対策

追加対策① 節電

電気を使うと、下図の②~④に連動します。
気持ちが寂しくならない程度に節電しましょう。エアコンを使わず電気毛布を使用するのも効果アリです。

追加対策② 設備投資

冬の家電製品別の電力消費割合のグラフです。
エアコンの電力消費が格段に高いことが分かりますね。

出典:YAHOO!JAPANニュース(冬の電力ひっ迫に備えた最新家電の選び方」
電気毛布で寒さを凌げ

暖房器具1時間あたりの電気料金を比較すると、エアコンが約21.33円、電気毛布が約1.35円と16倍もの差があります。電気毛布は暖房器具の中で最安です。

出典:dmarket「暖房器具の電気代を比較!上手に節約するにはどれが最適?」

1カ月間毎日8時間使用した場合は以下の差額が発生します。
・エアコン:21.33円 X 8時間 X 30日 = 5,120円/月
・電気毛布:1.35円 X 8時間 X 30日 = 324円/月
1カ月で約4,800円の差!
持っていない人は購入すれば節電効果を実感できると思います。

テレワークする人向けにオススメの電気毛布を3つ紹介します。
①滑らかでとろけるような肌触りが大好評のPanasonic製。
滑らかでとろけるような肌触りが大好評のようです。9段階の温度調整機能で低温やけどのリスクが防げ、ひざ掛けにはベストです。

②洗えるだけでなく手触りも最高!肩から足まで包み込まれる至福の着る毛布
羽織ったまま仕事ができる仕様になっています。洗濯機で洗える点がGoodです。

③家中どこでも温かく過ごせる着るコタツ。コタツと違って場所を選ばない。
着たまま動ける点がGood。手洗いでの管理になりますが、足元までしっかり暖められます。

さらに補足としては、TOP2の「冷蔵庫」は買替することで消費電力を下げることができます。
TOP3の「証明器具」については蛍光灯からLEDに切替ることが効果的です。
家電本体の購入にはお金がかかりますが、ランニングコストでトータル安くなります。
少しでも余裕がある内から準備しておきましょう。

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