【水道】浄水器って本当に必要なの?

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こんにちは。
今回は浄水器の必要性についてです。
家庭での浄水器の普及率は50%以上と言われていますが、本当に浄水器は必要なのでしょうか?
もし不要であれば毎月の固定費を抑えることが出来ます。
それでは、確認した結果を共有したいと思います。

結論:浄水器は必要

私は浄水器を毎月2~3千円でレンタルしていますので、「毎月の固定を費削減するぞ!」という強い思いで、検討を行いました。
しかし、浄水器は必要という結論に至りました。
必要と考えた理由について説明していきます。

水道水が自宅に届くまでの流れ

まずは、水道水が自宅に届くまでの流れを以下の図で見てみましょう。

■全体像

出典:静岡県HP

■マンション

出典:東京都水道局

■一軒家

浄水場で水をキレイにし、配水場に貯めた後、配水管を経由し自宅に届いていることが分かります。
配水管から3階以下のマンションや一軒家は、給水管から直接届きますが、5階以上のマンションになると受水槽などで貯めた後に届きます。

水道水は本当に安全性なのか?

水道水の安全性を確認しましょう。
みなさんの家の水道水は飲めむことが出来るのでしょうか?
結論、水道水は飲むことは出来ます。
以下が、厚生労働省のHPに記載されています。

おいしい水道水を守る
 水は、私たちの生活に欠かせないもの。日本では、蛇口をひねればいつでも「飲める水」が出てきます。この水の安全と安定供給を守るためには、国民一人ひとりが水についての現状と問題点を知り、水を守る一員だということを理解しておく必要があります。

広報誌「厚生労働」2020年7月号 特集 (mhlw.go.jp)

水道水の安全性を確保する為、水道事業体は厚生労働省令で定められた水道の水質基準項目(51項目)を遵守し、さらに水質管理目標設定項目(26項目)を水質を管理する上で留意すべき項目とする等、厳しくチェックをしています。

厚生労働省HP:水質基準項目と基準値(51項目) (mhlw.go.jp)

日本のように水道水を飲める国は世界200ヵ国の中で十数ヵ国しかないそうです。
そう考えると、この環境はすごくありがたいことです。

水質検査の実施場所はどこか?

徹底した水質検査が行われていることは分かりました。
では、どこで検査を行っているのでしょうか?
自宅から遠い場所で実施しているのであれば、その間で問題が発生するかもしれません。
再び、厚生労働省HPを確認してみました。

水質検査は、水の安全性を担保するための最後の機会であり、その検査は適
性に行われなければならない。

出典:厚生労働省HP「水質検査計画書」

検査に供する水の採取の場所は、給水栓を原則とし、水道施設の構造等を考慮し
て、当該水道により供給される水が水質基準に適合するかどうかを判断することが
できる場所を選定すること。

引用:厚生労働省HP「水道法に基づく水質検査」

「水の安定性を担保する最後の機会」と言われると怖いですね。
水質検査は、基本的に給水管で行われているようです。(給水管の位置は上図参考)

東京都

東京都水道局HPでは、自宅から最も近い給水管や浄水場の水質検査結果が確認できます。

東京都の水道質結果

リンク:東京都水道局

他県、市

他県では、各家庭での検査もしています。

  • 広島県広島市
    河川などの水源から浄水場、各家庭のじゃ口に至るまで定期的に検査
    出典: 広島市水道局公式HP
  • 富山県高岡市
    水質調査を希望されるお客様には、施設維持課職員が現地訪問により調査(無料)
    出典:高岡市公式HP
  • 岐阜県恵那市
    毎日検査は、色、濁り、残留塩素の検査を水質モニター(各家庭)の蛇口にて検査
    出典:恵那市公式HP

”全”家庭ではなく”各”家庭なので、選ばれた数か所はラッキーですね。
高岡市は無料で自宅の検査をして頂けるので嬉しいですね。

給水管から蛇口までの間で問題はないのか?

工事や災害、経年劣化で赤水が出ることも

給水管から蛇口までの間で問題なしを確認する為には、自宅検査をしてみないと分かりません。
自宅検査も毎月実施するのであればまだ安心ですが、1度OKを確認していても、水道管工事や災害、経年劣化等で配水管が傷つき、NGになる可能性があります。
私は、マンションの下の階で配水管工事があった時、赤茶色の水が水道から流れました。

平成10年頃までに建設された物件は、サビが発生しやすい

現在はステンレス製の配水管が一般的ですが、平成10年頃までに建築された建物には鉄製の水道管が使用されていました。鉄製の水道管の寿命は20年くらいと言われ、それ以降はサビてしまいます。
結果的に、水道水に鉄サビや赤水が混じる原因となって鉄臭くなります。水道管の取り替えには莫大な費用が掛かるため、簡単に交換はされません。

私のマンションは築30年ほどなので、鉄製の可能性があり経年劣化もかなり進んでいると思われます。

錆や鉛が人体に及ぼす影響は?

朝一番や長時間家を留守した時にも、赤水が出ることがあります。
赤い原因は錆であり、赤錆は酸化鉄によって発生しており、主成分は鉄になります。
厚生労働省の水質基準は0.3mg/L以下ですが、鉄が0.3mg/Lを超えると赤水になります。
赤水を誤って飲んだとしても、鉄は人体への吸収率が低く、大部分が排出されるため、少量であれば特に心配することはありません。ただし、鉄を過剰に摂取した場合には、健康被害もあるので要注意です。鉛も同様です。

厚生労働省のHPを見ると、鉛に対して以下のような記載もあるので、お子様がいらっしゃる方は特に注意が必要です。

幼い子供は、成人と比べて鉛 を4~5倍吸収しやすく、身体からの排泄速度も低い。

出典:厚生労働省HP

まとめ

浄水器は必要か?という疑問に対して、私が出した結論は「必要」です。
理由は以下です。

浄水器が必要だと考える理由
  • 配水管の水質検査はクリアしていても、配水管から蛇口までの間に、錆や鉛が含まれている可能性がある。
  • 錆や鉛を長年摂取し続けた場合、健康被害がでる。
  • 仮に子供が飲んだ場合、大人に比べ鉛の吸収率が4~5倍高く、健康に悪いから。

私の出した結論は長期目線で考えた結果になっています。せめて自宅では、人的資本である健康にお金をかけたいという個人的思いもあっての結果です。
短期的な目線で見るのであれば、厚生労働省が言うように水道水を飲んで大丈夫というのも理解できます。人によって、どこまで安全性を取るかは異なると思うので一つの参考にして頂ければと思います。

以上です。
ありがとうございました。

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