こんにちは。
今回は世界的ベストセラーの書籍「スタンフォードの自分を変える教室」から、意志力について考えたいと思います。
人間の本能
人類進化の歴史は約10万年。
大半は狩猟生活であり、生きる上で重要なものは次の3つしかありませんでした。
「食べる」「繁殖する」「危険から避ける」
これが人間の本能です。
しかし、人間社会が複雑化するにつれ共同生活をするようになり、脅威に人間が加わりました。
その結果、進化の過程で新たに「自制心」という衝動をコントロールする力を手に入れましたが、本能と比較するとその歴史は非常に浅いです。
進化には時間がかかります。
狩猟時代の本能をすぐにアップデートすることは出来ません。
知識社会という複雑な現代を上手く生き抜くためには、本能と上手く付き合いながら自制心を強化してくことが大切です。
意志力とは
自制心とは意志力のことで、さらに細分化して見ると、意志力とは「やる力」「やらない力」「望む力」という3つを駆使して目標を達成する力と言えます。
この意志力は、前頭前皮質という脳の機能にあり、狩猟時代には体をコントロールすることが役割でしたが、進化するにつれ脳も大きくなり、新たに注意を払うべきこと・考えること・感じることまでもコントロールできるようになりました。
つまり、この機能を鍛えることが本能に打ち勝つ最適手段になります。
では、具体的な鍛え方について見ていきましょう。
意志力を鍛える行動4選
意識を鍛える行動4選を紹介致します。
まずは、現状を把握するため本能が現れたことに気づきましょう。
名前をつけることで意識しやすくなります。
本能に気づいた後は、本能との対峙です。
本能は短期目線です。人生を豊かにするのは合理的な長期目線の考えです。
人生において重要な最優先事項を思い出し、本能をねじ伏せ行動しましょう。
そして、1日の最後に本能と対峙した瞬間を振り返りましょう。
勝因と敗因を考えることで、次回の勝率UPに繋がります。
敗因が環境なら、次は誘惑が無い環境に変えれば良いですし、勝因が前日の計画立てにあるなら、引き続きやれば良いのです。
最後に、前頭前皮質の脳の力を最大限引き出す方法に5分の瞑想があります。
やり方は次の3ステップです。
①動かずにじっと座る。
②呼吸に意識を集中する。
③呼吸をしている時の感覚をつかみ、気が散り始めたら意識する。
瞑想は多くの研究で高い効果が証明されているので、まずは5分やってみて下さい。
以上です。
ありがとうございました。
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