【資本論】資本家が資本主義社会で成功する方法 ~労働者も必見~

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こんにちは。
人的資本を最大限活用するには、現代の資本主義社会に沿ったビジネスを展開することが最適です。
今回は書籍「資本論について斎藤優先生に聞いてみた」を参考に、私が考える資本家が上手に活用する方法を紹介いたします。

本題に入る前に、資本家とは以下に定義になります。

資本家とは

資本を出し利潤を得る人。企業を経営し労働者を使う人。資本主義の下では、真っ先に利益を追求する存在。

「資本」が何か知りたい方は過去記事も参考にしてみてください。

それでは本題にいきます。

資本家が資本主義社会で成功する方法

良い悪いの道徳は抜きで、資本主義社会を上手く利用し成功する方法は以下です。

資本家が資本主義で成功する方法(道徳抜き)
  • 労働力は消費すればするほど、価値は増えていくので、労働者をフル活用する
    ⇒商品の利潤を増殖させるのは、可変資本である労働力
    ⇒可変資本とは、生産に投じられる資本のうち、生産過程で価値の大きさが変わる資本
  • 出来高制を導入する
    ⇒競争状態を作り、労働者の賃金水準を下げることが出来る
  • 非正規社員や派遣社員を活用する
    ⇒雇用調整に便利
  • 働き方改革を導入する
    ⇒労働者を休ませて、労働力の再生産を保つ
  • イノベーション(技術革新)で期限付きの剰余価値を得る
    ⇒イノベーションで他社より安いコストで生産することで、真似されるまでの間、安くなったコスト分だけ利益を得る
  • 分業する
    ⇒業務を効率化する。人材の代替えを可能にしておく
  • 労働者を協業させる
    ⇒多くの人が同じ馬車で同じ商品の生産に従事することで、より多くの価値を生み出す
    ⇒リモートワークは禁止し、全員同じ時間、同じ空間で働く環境にする。
  • 機械やAIを導入する
    ⇒人間が働いた場合よりコストが削減でき、より多くの利益が得られる
    ⇒女性や子供も労働者として活用できる
  • 安い賃金の外国人や、年金受給の高齢者を雇う
    ⇒労働賃金を低水準化できる。
  • 労働者の「やりがい」を利用する
    ⇒「やりがい」があると、労働者が実質的に資本の論理に取り込まれます。

労働者にとっては憤慨するような内容になっていますが、これが資本主義の現実です。
自分の働く会社の中でも当てはまる節があったのではないでしょうか?
社会のルールを変えるのは難しいので、ルールの中でどう上手く生きるか考えてましょう。
興味があれば、資本主義における生存戦略の記事も見てみて下さい。

資本家は資本に操られるので注意

資本主義は良い人のはずだった経営すらも、利益追求第一主義者に変えてします危険性をはらんでいます。
資本主義は資本の無限な価値増殖を目指します。従って、いったんこのシステムの中に入り込むと、資本家は労働者の労働条件をないがしろにして、利益の創出に目を向けざるを得なくなるのです。
起業時には社会のために貢献したいと思っていた資本家も、とりあえず会社を回すための利益を追求するうちに、さらに多くの利益を追求したいという方向に駆り立てられます。
資本家によっては、儲けたお金で個人的欲求を満たすこともしますが、多くの資本家は増えた利益を再投下して、さらなる価値増加を目指します。
こうして十分な豊かさを得ているのに、際限のない利益追求が目的になり、結局その負担が労働者にのしかかるのです。
幸福を目指すのであれば、人との繋がりである社会資本が重要です。
バランスを重視した人生設計をしていきましょう。

以上です。
ありがとうございました。

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