こんにちは。
今回は書籍「スタンフォードの自分を変える教室」より意志力を弱くさせる罠3選について紹介したいと思います。
誰しもが、終始一貫した行動をとりたいと望んでいますが、目先の利益や欲望に負け、一貫した行動を貫くことができません。その原因をブリンストン大学の心理学者達が突き止めました。
その原因がモラル・ライセンシングです。
モラル・ライセンシングが目標達成を阻害する
早速、聞きなれない言葉が出てきました。
モラル・ライセンシングとは何なのでしょうか?
モラル・ライセンシング
何か善いことをしたという自己満足から、「今度はちょっと悪いことをしてもいいか」と思ってしまうこと。
例)重要なプロジェクトで「午前中はかなり捗ったから、午後は少しだらけよう」
このように「頑張ったんだから、少しぐらいご褒美がなくっちゃ」と思うことを指します。
このモラル・ライセンシングが目標達成を阻害しているのです。
発生するタイミングを明確化することが出来れば、身構えたり意識することが出来ますよね。
では、どのようなタイミングでモラル・ライセンシングが発生するか具体的に見ていきましょう。
モラル・ライセンシングが発生するタイミング3選
誘惑に負ける危険なタイミングが次の3つです。
モラル・ライセンシングが発生するタイミング
- 昨日の進歩を振り返った時
→過去の良いことを考えると得意になり、甘えが出ます。 - 「目標にふさわしい行動を取ろう」と思った時
→実際に行動していないのに満足感を覚え、目先の楽しみが優先になります。 - 欲しい物に対する”魔法の言葉”を見た時
→「エコ」「無料」「オーガニック」「期間限定」という言葉をみて、自分の欲を満たすことを正当化します。。
簡単なイメージ図です。

こんな時、どのように対策したら良いのでしょうか?
モラル・ライセンシングの対策
モラル・ライセンシングの対策
- 進歩に対して有頂天にならず、目標から目を逸らさない
→目的は目標達成で、進歩はそれまでの過程。目標達成という目標に集中すれば努力できる。 - 「明日も同じ行動をする」と考える
→明日取り返すは無理です。人には明日もっとできると考える習性があります。 - 誘惑の「キーワード」を見つける
→いい面だけに注目して悪いことを正当化していないか確認する。
コツは、「なぜ自分は頑張っているのか?」と自分に問いかけることです。
そうすれば、目標を再確認できるので、自分へのご褒美ではなく、目標達成への努力に力を注ごうと切り替えることができます。
誘惑が発生するタイミングを意識し、目標達成に向け頑張っていきましょう!
以上です。
ありがとうございました。

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